部屋と日当たりと私

徒然なるままに。

5年前からおのぼりさん

仕事も住む場所も変わることになった。
同時期に人生にかかわる2つのことが変わるということは、これはつまり世間でいう「心機一転」というやつではないのか。

 

新しい居住地は小岩だ。
江戸川が近く、もうほぼ千葉といってもいい。
千葉在住の知り合いから「錦糸町までは千葉だ」と言われたので、その概念で言うと小岩はもう余裕で千葉だ。

 

千葉に住むのは初めてだ。

 

同じ専門学校に通っていて、一緒に北海道から上京してきたNちゃんが、以前浦安に住んでいた。
その子の家に泊まりにいった日、板の間の上に寝袋を敷かれ、ここに寝ていいよと言われたのをよく覚えている。
ふつうに体が痛かったし、あと冬だったからめちゃくちゃ寒かった。
「この子は私が嫌いなのかな…?」と寒さに負けて被害妄想が脳裏を走ったが、そのときは本当に上京したばかりで、ゲスト用の寝具を買うくらいなら食費にあてたい!というほど、お互いお金がない時期だったので、仕方なかったのである。

 

Nちゃんの家の家賃はたしか5万円くらいで、築も浅くかわいらしい水色の外観をしていた。
部屋の広さも申し分なかったし、東京区内と千葉でも違いがあるんだなあと実感させられた。
それでも私が都内にこだわっていたのは、利便性を重視した住まい探しをしていたからだ。

 

今回、利便性の優先度を下げてみた。
部屋の広さ、日当たりのよさ、キッチンの使い勝手の方に着目してみつけたところが次の住まいだ。
おまけに家賃が今より1万以上も下がる。
周りに高い建物もないし、大家さんもとてもいい人そう。

 

これから千葉で新しい生活が始まるのだと思うと今から気分が高揚する。
住民税、下がるだろうか。

 

まあ、小岩、江戸川区なんだけど。